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サーキュレーター
気調節などの循環器。天井によどみがちな暖気を下部に循環させ、上下の温度差をなくして均一化するための機械。
採光
一般には明かりを採り入れることだが、建築基準法では一部を除き、居室に求める採光上有効な開口面積で、住宅では床面積の1/7以上などと定めがある。
材工(ざいこう)
ある工事を完成するためにかかる一切の材料費と手間賃を合わせた費用。
サイディング
外壁をつくる方式の一種で、板状の外壁材、もしくはそれを張りつける方式全般を指す。住宅の外観に洋風ムードと高級感を漂わせる。水気を使わず、釘打ちやネジ留めで仕上げることが特徴。ツーバイフォー工法で建てられた住宅に多く採用される外壁といえる。
サイディング張り
幅が15~30cm程度の金属板や石綿セメント板などを外壁に張るもので、竪横両方の張り方がある。
在来工法(ざいらいこうほう)
以前からあった工法の意。木造においては、構造形式や生産システムの異なるプレハブやツーバイフォーなどの工法の普及によって、それ以前からあった日本の伝統的な木造建築の流れをくむ軸組工法に対して、それらと区別するために用いられている名称。
竿縁(さおぶち)
天井板を下から支えるために用いる細い部材。
竿縁天井
天井の形式の一つ。竿縁と呼ばれる細い部材を並べて、その上に天井板を乗せたもの。
座金(ざがね)
ボルトにナットを締め付ける際に、母材にナットやボルト頭がめり込まないように、ナットやボルト頭の下に先に差し込む小さな鋼製の板。
逆目(さかめ)
木目に逆らって削ることで、仕上がった面にもざらつきがある。
左官(さかん)
土壁や漆喰塗りなどの日本壁、モルタルやプラスターなどの塗り壁、叩き土間や人造石仕上げの土間など、水で練ってこてで仕上げる左官工事に携わる職人の総称。
座屈(ざくつ)
柱のような鉛直部材に部材と平行に圧縮力を加えた場合、一定の力を超えたときに圧縮が曲げに変わり、部材を折ろうとする現象。
下げ振り
糸の先端に金属製の逆円錐形のこれを垂らして鉛直を調べる道具。
簓(ささら)
階段の簓桁(ささらげた)の通称で段々形状のものを指す。
簓桁階段(ささらげたかいだん)
段板を下から支える形状の桁を側桁(がわけた)と区別して簓桁(ささらげた)といい、この簓桁と段板で構成された階段をいう。
指矩(さしがね)
大工道具の一つ。表目、裏目(表目の√2倍)の目盛りが刻まれたL字形の直角定規。
指曲(さしがね)
*指矩
指金(さしがね)
*指矩
差し鴨居(さしがもい)
鴨居高さの内法に入る成(せい)の高い横架材で、柱に差し口で取り合うことからこう呼ばれる。
指し鴨居(さしがもい)
*差し鴨居
サニタリー
「衛生的な」という意味で、浴室・トイレ・洗面所の3カ所を指す。欧米では、これら3つが一体化しているのが普通だが、日本では、洗面所と浴室は一体化しているものの、トイレは別につくられるのが一般的。
茶道口
茶室において亭主が茶をたてるために出入りする口。
実(さね)
板を矧(は)ぎ合わせる場合、相手の板の凹形の溝(小穴)に入れる細長い突起の総称。
錆丸太
樹皮をあらかじめ立木の段階ではいでおき、表面に菌類などによって茶褐色の斑文を付けた丸太。
三六(さぶろく)
尺貫法による3尺×6尺の合板やプラスターボードなど、板状製品寸法の定尺呼称。
椹(さわら)
本州北部から九州北部にわたって分布し、特に中部の山岳地帯に多い。俗に「ヒバ」とも呼ばれる。
産直住宅
林産業の素材をその地域で製材し、その木材を住宅の骨組として刻み加工まで行い、都市部の住宅需要地へ中間の流通をカットして木造住宅の建設を計る生産方式。
サンデッキ
外部に張り出した広い面積を有する床で、本来的には日光浴を目的とする点でテラスと異なる。日当たりの良いことが絶対条件。
残土処分
根切り土から埋戻し分を差し引いてあまった土砂が残土で、それを処分すること。
CN釘(しーえぬくぎ)(common nail)
JISに規定される「太め鉄丸釘」。16種類あり、釘長さによって色分けしてある。
GN釘(じーえぬくぎ)
ツーバイフォー工法に用いる石膏ボードを耐力壁壁枠組に打ち付ける釘。
CAA処理(しーえーえーしょり)
クロム・銅・砒素(ひそ)系化合物を木材に含浸させて、防腐・防蟻の性能をもたせる処理のこと。防腐土台の処理としてはも最も多く用いられる処理。
シージングボード(sheathing board)
インシュレーションボード(軟質繊維板)にアスファルト処理を施し吸水性を下げたもの。
地板(じいた)
(1)和室などあって床面と同じ高さに張られた板の総称。(2)踏込み床の床板。(3)床脇の違い棚の下の幅広の板のこと。
シート防水
塩化ビニールや合成ゴムシートなどの合成高分子ルーフィングを、合成ゴムまたは合成樹脂の接着剤で下地に貼り付け防水する工法。
Cマーク表示金物(しーまーくひょうじかなもの)
(財)日本住宅・木材技術センターの定めた企画に合格したツーバイフォー工法用の接合および補強金物。
シーラー(sealer)
塗料。
シーリング材
各種部材間に生じる隙間に用いる充てん材の総称。
シェル構造
甲羅、貝殻(shell)、鱗、鞘(さや)のように動植物の固い外皮に力学的原理を得た構造。
塩焼瓦(しおやきがわら)
粘土瓦の焼成の仕上げ段階で食塩を投入することで、瓦の表面の粘土がナトリウムと化合してガラス状化した赤褐色の瓦。
直張り工法
接着剤を用いて直接床に張りつけて、カーペット等を敷く方法。
敷居
鴨居と対をなす部材。
敷桁(しきげた)
柱頭を連結し、小屋梁または根太などを受ける桁。京呂組(きょうろぐみ)で小屋梁を受ける桁がこれにあたる。
式台
現在の住宅の玄関では、上下足の履き替えのための土間と上がり框の中間に設けられた板敷き部分を指す。
地業(じぎょう)
建築の基礎工事のうち、地盤に対して行われる、割栗石(わりぐりいし)や砕石などによる突固めや杭打ちなどの工事をいう。
軸組
柱、土台、梁、桁などの軸材および筋かいや構造用面材などによって構成される壁体の骨組
軸組工法
構造体が柱や梁などの軸部材の組合せで構成される工法。
仕口(しぐち)
木材相互の組合せ方法で、2つ以上の部材の角度をもたせた接合をいう。
自在鉤(じざいかぎ)
囲炉裏(いろり)や茶室の炉の上で、鍋、釜、鉄瓶などを吊るすための道具。
支持壁
ツーバイフォー工法における耐力壁以外の非耐力壁とほぼ同様の壁の軸組。
支持柱
ツーバイフォー工法において、耐力壁の配置と床梁等の補強だけでは床や積雪等の鉛直力を支えきれない場合に用いる柱。
地震荷重
*地震力
地震力
建物に加わる水平力の一種。震源の大きさマグニチュードに対し、地盤面の加速度:ガルで表す。
JIS(じす)
日本工業規格。国内の鉱工業製品や建築物その他の構築物に関して標準化を図るための国家規格。
システムキッチン
モジュール(基準工法)と組み立て方式があらかじめ定められた厨房設備のことを指す。主に、流し台・コンロ・レンジフード・調理台などが組み合わされている。
下拵え(したごしらえ)
現場での取付け作業の前に、あらかじめ大体の加工をしておく準備作業。木工事では●(ほぞ)付けや●穴彫り、継手・仕口の刻み、鉋(かんな)掛けなど。
下小屋(したごや)
工事中に大工や左官などが下拵えをするために設ける仮設小屋。
下地
仕上材の取付けや貼付け、もしくは塗装や左官の塗付けをするために構成された部分。
下見板
建物の外壁に、板材を少しずつ重ねて横に張ったもの。
下枠
ツーバイフォー工法による壁を構成する軸組部材の一つ。
地鎮祭
建築の着工に先立ち、地の神を鎮め、工事の安全を祈願するための儀式。
漆喰(しっくい)
石灰に糊と●(すさ)を混ぜて水で練り合わせた日本独特の左官材料。
漆喰壁
漆喰を上塗りに用いた日本壁の代表的な仕上げの一つ。耐水性があるため、内外の壁に塗られる。
湿気工法(しっきこうほう)
コンクリート工事や左官工事のように、工事の工程の中で水分を用いることで凝固作用を促し、その水分が抜けて乾燥して始めて工事が完了する工法。
実施設計
基本設計に基づいて、その建築を現実させるために、施工者が工事見積などを行えるだけの情報を盛り込んだ詳細な設計図を作成する設計作業。
室内空気汚染
室内の人体に有害な空気汚染は、合板類のホルムアルデヒドに代表され、もっぱら新建材から発生する化学物質が問題視されている。
私道
道状の部分で、その土地の所有者が国や県など公の機関ではないもの。
地縄張り
建物の外周と内部の主たる中心線上の各頂点に地杭(じぐい)を打ち込み、縄やビニールひも(地縄という)を地杭間に張り渡し、建物の位置を直接敷地上に落とす作業。
死節(しにぶし)
節の一種。枯死した枝が樹皮を付けたまま樹幹内に取り込まれ、周囲の組織とは密着していないもの。
四八(しはち)
尺貫法による4尺×8尺の合板など、板状製品寸法の定尺呼称。
地盤改良
軟弱地盤の土質にソイルセメントや石灰などの安定材をかくはん混合して固結させ、安定した支持地盤をつくる工法。
地盤調査
建物を支える地盤の性状調査を建築の設計に先立って行うこと。
地袋
(1)床面に接して作られる比較的小さな戸棚。(2)床脇の棚の下に地板に接して設けられる戸棚。
四方差し(しほうざし)
通し柱の一個所に四方から横架材や貫を差して十字形に接合する仕口。
四方柾(しほうまさ)
柱などの角材の四面の木目が柾目になっていること。
絞り丸太
表面に絞りの入った磨き丸太のこと。天然材では非常に稀で、床柱などに珍重された。
地窓
床面に接して設ける窓。「掃き出し窓」ともいう。
遮音材
音が外部に伝わるのを、また外部から伝わるのを遮る材料のこと。重く、堅く、厚く、目がつまっている材料がよい。
尺
尺貫法による長さの単位。木造の建築にあたって最もなじみのある単位。時代によって1尺の実長は異なるが、1875年の度量衡取締令で1尺=30.303cmと定められた。1尺=10寸、6尺=1間。
决り(しゃくり)
接合するために板傍(いたそば)などを抉(えぐ)って溝を掘ったり、削って突起を付けたりすること。
車庫
建物面積内に車庫がある場合、(車庫部分の床面積)÷(2階の総床面積+1階の床面積+車庫部分の床面積)が1/5以下であれば、車庫部分の床面積は延床面積に算入しなくてもよい
斜線制限
建物の形態を規制する法律で、隣地斜線・北側斜線・道路斜線がある。
借景(しゃっけい)
日本の伝統的な造園技法の一つで、庭園の外の景をその庭園全体の要素として取り込むこと。
ジャロジー
ガラス窓の一種。細長いガラスの羽根を並べたもので、浴室や洗面所、トイレなどの小窓に用いる。羽根の開閉角度を変えることによって通風の調節ができる上、小さな窓スペースでも全開状態にできる。
ジャンカ
コンクリートの表面や内部で、骨材だけが集まり塊状になっている空隙の多い欠陥部分のこと。
シャンプードレッサー
ハンドシャワーが設置されている洗面化粧台のこと。通常の洗面台よりも洗面器が大きく、シャンプーがしやすい造りになっている。
集成材
laminated wood の邦訳。いくつかの小割の木を接着して、板や角材などひとつの材にしたもの。
住宅金融公庫
1950年制定の住宅金融公庫法に基づき設立された特殊法人。
住宅性能保証制度
住宅の各種性能を長期間にわたり保証できるようにすることを目的に、建設省の指導のもと(財)性能保証住宅登録機構が運営する保証制度。
重量鉄骨構造
肉厚の厚いH鋼などを使って構成された建物。頑丈なので柱の間隔を広くとることができる。
樹脂
(1)樹木に含まれる有機成分で、「脂(やに)」ともいう。(2)植物から得られる精油や類似した物質のこと。
聚楽土(じゅらくつち)
灰褐色の粘土質土で、土物壁の上塗り材料として適している。
竣工式(しゅんこうしき)
工事が無事完成したことを神々に奉謝し、将来も安全堅固であるように願う祭り。実質的には完成した建物を一般に披露し関係者に対して感謝のための祝賀会などを行うことを主としている。
準耐火
住宅金融公庫融資対象の判定に使われる用語。
準耐火建築物
建築基準法の鉄筋コンクリート造等の耐火建築物に準ずる耐火性能のある建築物。防火設備を施した鉄筋造や木造の建築物を含む。
書院
15世紀の中頃の室町時代における僧侶や公家の書斎。学問をする場所ということで、武家住宅では学問所と呼ばれた。
正角(しょうかく)
旧JAS(日本農林規格)のうち、断面が正方形で1辺の長さが7.5cm以上の角材をいう。
上小節(じょうこぶし)
JAS(日本農林規格)の針葉樹製材品の見かけによる役物(やくもの)基準のうち、無印と小節の中間の等級。
丈三(じょうさん)
木材の長さの規格で、13尺の材を指す。
障子
和室のしつらえ、遮光と断熱を目的とした建具。
仕様書
図面だけでは表示しづらい工事内容を文章や数値で記載したもので、発注者および設計者により示される。
上新鳥の子(じょうしんとりのこ)
襖紙の中で最も安い並新鳥の子のひとつ上級の名称。
上棟式
建前(たてまえ)ともいわれる。本来は棟梁の祭りごとだが、新築への祝福とその守護を感謝し、工事の無事完成を祈願するために、棟木を納めたときに行われる儀式。建主の主催で行なわれる。
定用(じょうよう)
元請けが下請業者に対して契約以外の工事作業に、一時的に提供してもらう労働者。
定傭(じょうよう)
*定用
常用(じょうよう)
継続的に雇用関係を結んだ労働者。
常傭(じょうよう)
*常用
常緑樹
年間を通して葉を付けて緑を保っている樹木。「常盤木(ときわぎ)」ともいう。
職方(しょくかた)
元請けから見た場合に、下請の職人または業者を指す。
諸経費
工事の見積に計上される項目で、現場経費と一般管理費(利益含む)のこと。純工事費以外の費用。
シロアリ
わが国の木造家屋における代表的な害虫。
シロッコファン
ダクトで引く場合用の換気
心(しん)
(1)中心または中心線の意で、人が決める基準線。(2)材料そのものの中心にあるもの、または中心部。
真(しん)
中心または中心線の意で、人が決める基準線。
芯(しん)
材料そのものの中心にあるもの、または中心部。
真壁(しんかべ)
木造建築で柱を隠さず仕上げた壁。柱から少しさがった面に壁をつくる。普通の和風家屋の壁。構造材がそのまま意匠的な要素となる。
シングル(shingle)
屋根仕上げ、外壁仕上げに用いる薄板。
人工乾燥
乾燥を人工的に行う方法。高温乾燥・加圧乾燥・真空乾燥・高周波乾燥等がある。
心材(しんざい)
樹木の中心に近い部分を用いて材にしたもの。樹木の芯があるので強い。
心去り材(しんさりざい)
樹心を避けて製材された材木。
心々(しんしん)
部材の中心線から他の部材の中心線までの意、またはその長さ。
真々(しんしん)
*心々
心墨(しんずみ)
建物の軸線や部材の中心線を示す墨
真墨(しんずみ)
*心墨
シンダーコンクリート
デッキプレートの上や屋上の防水おさえなどに用いる、強度のないコンクリート。
心出し(しんだし)
各部の基準になる中心線を墨出しすること。
真束(しんづか)
小屋組の中央に位置し、棟木を受けるもの。
人研ぎ(じんとぎ)
人造石塗り研ぎ出し仕上げの略。セメントに顔料や大理石、蛇紋岩の種石を練り合わせて塗り、硬化後に研磨して表面に光沢を持たせる工法。
新鳥の子
製紙から模様付けまで機械で作られる襖紙の並級品。
シンメトリー
左右対象であること。
新木造
過去に実施された建設省総合技術開発プロジェクト「新木造建築技術の開発」の成果として現れた新たな設計方法による木造形式。
心持ち材
樹心を含んだ木材。
針葉樹
葉の形状による分類で、葉が針形もしくは鱗状の樹種。
水準器
水平を調べたり、求めたりする器具。
水性ペイント
水性の塗料。塗りやすく値段もおさえめだが、耐久性が劣る。
水平構面(すいへいこうめん)
建物に加わる水平力(地震や風圧)に抵抗し、耐力壁などの鉛直構面にその力を伝える構面。建物の床や屋根構面がその機能を果たす。
水平力
建物の構造体に加わる荷重の一種で、床と平行に働く力。風圧力、地震力、地下室壁に加わる土圧等がある。
スウェーデン式サウンディング
スクリューポイントを先端に付けたロッドに荷重を加え、載荷状態で回転させ、一定長さを貫入するのに要する半回転数を測定することで土質、土層の具合を大まかに判定する、静的なサウンディング。
末口(すえくち)
丸太の梢(こずえ)側の部分。
杉
本州から四国、九州に分布する日本を代表する樹種。辺材は白色、心材は淡紅から濃赤褐色まで幅広く、時に黒心(くろじん)と呼ばれる黒褐色のものもある。
隙間相当面積
建物の気密性を示す指標で、床面積あたりの隙間面積で表す。
スキップフロアー
段違い床のこと。床に段差をつけることによって空間に変化を持たせる。
数奇屋(すきや)
(1)別棟になった茶室。(2)茶室風な様式を取り入れた建築。装飾を控え、面皮(めんかわ)柱の使用などが特色。
筋違い(すじかい)
軸組間に対角線に入れることにより軸組の強度を増し、耐震性を強めてゆがみを防ぐ役割をする斜材。
筋違いプレート(すじかいぷれーと)
軸組構法の耐力壁において、筋かいの止め付けを確実にするために用いられるZマーク表示金物の一つ。
スタッド(stud)
ツーバイフォー工法による壁を構成する軸組部材の一つ。「間柱」「たて枠」の意味。
スツール
背もたれなど、背の寄りかかりのない一人用のイス。
ステイン(stain)
塗装に用いる着色剤の総称。
ストリップ階段
側桁階段のこと。段板の間が透けていることから俗にこう呼ばれる。段板を支持するために両側に配置される側桁と段板で校正されている。
スパイラル階段
螺旋階段。上り下りが螺旋状に回転する形態の階段。
スパン(span)
建物の横架材またはアーチやドームなどの架構支点間の距離。梁間、梁行。
スパン表
木造住宅の小屋組、2階床組、1階床組等の横架材の断面寸法を決定するための早見表。
スプルース(spruce)
輸入材の中では、トウヒ類のシトカスプルースが代表的。心材は淡桃色で白色の辺材との色の差は不明瞭。加工性が良い。
スペイン瓦
スペイン産の瓦。
隅(すみ)
(1)空間の角のこと。出隅と入隅がある。(2)軒の隅木とそれに架かる垂木構成された部分。
墨糸(すみいと)
墨壺に仕込まれた糸のこと。
墨打ち
墨壺から引き出した墨糸を緊張させつまみ上げ、はじくようにして木材やコンクリートに墨付けすること。
隅木(すみき)
寄棟などの小屋組で、隅棟部分を支える斜めにのぼる部材。
隅勾配(すみこうばい)
規矩述における勾配表示法の一つ。
墨刺(すみさし)
墨付けに使う道具。
墨出し
工事作業の基準となる心や高さ、仕上げ位置などを建物に印したり、部材加工する前に加工に必要な規準線の位置、寸法、印を付けること。
墨付け
墨壺、墨刺、指金(さしがね)を用いて木材面に工作の規準になる線や記号・符号を付けること。
墨壺
長尺部材に工作のための墨を打ったり、墨刺の先に墨液をつけるための墨池として使われる道具。
墨斗(すみつぼ)
*墨壺
隅柱(すみばしら)
建物の隅部にある柱。軸組工法では通し柱になることが多い。ツーバイフォー工法では耐力壁の交差部に設ける。
スライディングウォール
可動間仕切り。台所や食事室、居間などを必要に応じて切り離し2室にしたい場合などによい
スラブ
鉄筋コンクリート(RC)構造の床板のこと。
スランプ(slump)
コンクリートの硬さを表す用語。
スレート
屋根や外装などに使用される石質の薄い板のこと。粘板岩を薄くはいだ天然スレートと、人工の石綿スレートがある。
スローブ
バリアフリーの一つで、段差が生じる部分を傾斜面にすること。段差をなくしてスローブにすることでひっかかりがなくなり、車椅子での移動が可能になる。高齢化社会への対応として、必要性が高まっている。
スロップシンク
スロップは「汚れた水」とか「汚物」、シンクは「流し」。つまり、掃除や洗濯用に使う流しを示す造語。子供のズックやオムツ類の洗濯、汚れた雑巾などを洗う時に有用性が実感できる。そのためにスロップシンクを「ズック洗い」と別名で表現することもある。
寸勾配
勾配の表し方の一つ。1尺の水平長さに対しての立上りを寸単位で表した勾配。
積載荷重
建物の床に加わる荷重。鉛直荷重の一種。
積算
建築の分野にあっては、目的とする建築物の工事費算定を、設計図書などをもとに行うこと。
積雪荷重
積雪によって建物に加わる荷重。鉛直荷重の一種。
石綿スレート
セメントに石綿などを混ぜて高圧プレス成型した薄板。耐久性・耐火性・耐腐蝕性に優れ、主に屋根・天井・外装などの下地材として広く用いられる。
石綿セメント板
セメントに石綿と水を混ぜて練り合わせ板状に整形したあとに水分を取り除いた製品。
石綿フェルト
断熱材で石綿をフェルト状にしたもの。ほかに吹きつけのものもある。
石灰
石灰岩を焼いた生(き)石灰の粉末を水和させて製造する消石灰のこと。
設計監理
設計とは建物又は工作物を建設するための計画を立て、それを実現するために図面その他を作成することで、建築士が行う。監理とは、その図面等のとおりに建物が適正に出来上がっているかを公正な立場で確認することをいう。
設計図書
建築物や工作物を建設する場合に、その施工や製作に必要な内容を記した図面や書類のこと。
接合金物
部材同士の接合に用いる金物。
石膏プラスター
焼石膏を主材とする左官材料。主成分は硫酸カルシウムで水溶性、内装の使用に限定される。
雪隠(せっちん)
茶庭に設けられる1坪ほどの便所。庭木などで見えない位置に建てられる。
ZN釘(ぜっとえぬくぎ)
木造?体の接合、補強金物取付け用の釘。(財)日本住宅・木材技術センターの規格品がある。
セットバック(setback)
(1)道路の日当たりや通風、防災を考えて、建物を道路から後退ささせて建てること。(2)ツーバイフォー工法では、2階外壁を1階外壁より後退させて建てること。
Zマーク表示金物
木造軸組工法住宅における接合金物のことで、(財)日本住宅・木材技術センターが定める「軸組工法用金物規格」に適応するもの。
セパレーター(separator)
鉄筋コンクリート工事において、相対する型枠の間隔を一定に保つために用いられるもの。
セメント瓦
セメントに硬質細骨材を混合したモルタルを成形したもの。表面にはウレタン樹脂を静電塗装し、耐久性を高めている。
セラミック系住宅(冷暖房)
セラミック系の素材を用いた住宅で、耐火性・断熱性に優れている。より高度なファインセラミックスを構造材に使用した住宅も出ている。
セルロース(cellulose)
木材の主成分であり、ブドウ糖に似た化合物で、糸のようにつながっていて縦の力には強い
背割り
乾燥による割れを防ぐため、柱などにあらかじめ裏になる側に切れ目を入れておくこと。
栓
継手や仕口を固定するために2つの材を貫通する穴に打ち込む細長い堅木で作られた小部材。
繊維壁
左官仕上げの一つで、パルプと糊に着色した糸くずや木粉を練り合わせて材料の上塗りに使う工法。
繊維板
ファイバーボ−ド。木材を繊維状に分解して各種接着剤を用いて熱圧加工したもので、合板より均一な品質が得られる。
全乾重量(ぜんかんじゅうりょう)
細胞膜内も含めて、木材の水分がまったくなくなったときの木の成分そのものの重量。
剪断強度(せんだんきょうど)
外力によって材料内に剪断力が生じ、材料が破壊するときの強さ。
剪定(せんてい)
樹形を整え、果樹、茶、クワなどの生育・結実を良くするために行われる苅込や枝打ちなどの作業。
セントラルクリーナー
集中方式の掃除システム。一カ所に大型の集塵機を設置して、壁内部に配管したパイプに、各部屋や廊下につけた吸入口をつなぐ。掃除をする際には、吸引ホースを吸入口に差し込むだけ。掃除機を使用する手間が無くなる上、室内の空気を汚さず簡単に掃除ができる。集塵機にたまったゴミは年に数回捨てるだけでよい。
セントラル方式(冷暖房)
建物の一ヶ所にボイラーを設け、そこから配管ダクトで各室に送って,建物全体に冷暖房が行き渡るようにした方式。
前面道路
建築基準法では、建築物の敷地は原則として幅4m以上の道路に2m以上接していなければいけないとされている。
草庵(そうあん)
草葺きの粗末な田舎家のこと。のちに、世俗を離れて侘びた境地で住まう住居のことを指すようになった。
雑巾摺り(ぞうきんずり)
真壁の場合に、壁と地板の接する部分に設ける小断面の見切り部材。
造作(ぞうさく)
木工事において、床組、軸組、小屋組等の骨組が完了したあとに施される内外の木工事全般をさす。
造作用集成材
階段の手すりやパネルの芯材などの内部造作に用いられる集成材。
側窓
壁(側面)に取り付けられた窓。
素地(そじ)
仕上げる前の原材料の生地のこと。
組積造(そせきぞう)
組積構造のこと。石、煉瓦(れんが)、コンクリートブロックなどの材料を積み重ねて造った構造物。
袖壁
(1)建物の外側に突き出して設けられた壁の総称。(2)2階立ての民家において、平(ひら)側の軒先下両側に突き出した壁。
ソーラーシステム
太陽熱エネルギーを利用した住宅のこと。機器を用いて行うものをアクティブ・ソーラー、構造や間取りなどの設計手法によるものがパッシブ・ソーラーと呼ばれている。
反り(そり)
(1)屋根面などで凹状に湾曲している曲面や曲線のこと。(2)板類やボード類が乾燥等の影響で収縮・変形した場合などの湾曲した面や線を指す。
損料
工事に使われる仮設材料や機械・器具類などの使用料。
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